なろう系小説でチートがよく出てくる理由を考える

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なろうといったらチート。

チートを得た主人公は作品世界で無双します。

本日はなろうでよくあるチートとチートが流行った理由を考えます。

 

 

一般的なチートの意味

英語圏では、cheatは「ズル」や「騙す」ことを意味するごく一般的な単語であり、また日本語でいう「ペテン師」に相当する「不正を行う者」の俗称でもある。英語圏では浮気を意味する言葉としても広く使われている。

出展:チート - Wikipedia

 

チートってあんまりいいイメージの言葉じゃありませんよね。

語源は英語のcheatでこれはズルや騙すという意味を持ちます。

日本語としては、主にコンピュータゲームの世界でインチキやズルを行うことを指す言葉として使われています。

 

チートを使うことで、チートを使った人は圧倒的な優位を得ることができます。

公平なゲームが成り立たなくなりますので、チートはしてはいけないことという認識が一般的です。

 

なろうでは何がチートと呼ばれるか

なろうでは主人公が授かる規格外の能力がチートと呼ばれています。

なろうの世界では、主人公がひょんなことから過剰な能力を授かることが多いのですが、努力もなしでとんでもない能力を授かることを揶揄して、授かった能力をチートと読んでいます。

 

チートの主な授かり方の一例

チートの主な入手経路を示します。

  • 異世界へ転生や転移する時に神様から能力をもらう
  • 小さい頃から真面目に努力して実力を付ける
  • 現実世界の機械や知識を持参する
  • 親や育ててくれる人が凄い人でその人から教えてもらう
  • 生まれた時から持っている脂質

こうして書いてみると別に不正ではなく、正当な手段で入手した力もあるのですが、その世界の常識や物語を破綻させるほどの力のことを総称してチートと呼んでいます。

 

なろうでチートがよく出てくる理由

一般的には唾棄されるべきチートですが、なろう系ではこのチートが重要な役割を持ち、チート=なろうという方程式が成り立つほど、なろうにおいては一般的な要素となっております。

 

そもそもなぜなろうではチートが必要なのでしょうか。

私が考えるに、題材、読者、作者の3つの要素が絡まった結果、なろう=チートと呼ばれる状態になったのではと考えています。

 

なろうの主な題材で異世界への転生・転移があります。

転生先は大抵ファンタジー世界です。

ファンタジーな世界である以上、現実離れした何かファンタジー的な要素があります。

これがチートを産む土台になります。

 

次になろうの作者は主に一般人です。

彼らは一大叙事詩を書くぞとか、歴史に残る名作を書くとかの目標ではなく、手軽に創作意欲を満たすために作品を投稿しています。

そしてできることならば、投稿した作品をいろんな人に読んでもらいたいと思っています。

なろうではランキングで読者の趣味嗜好が確認でき、コメントで読者とコミュニケーションを容易に取れます。

その情報を元に読者が求める作品を書こうとする作者の方が多いのです。

 

最初期のなろうでは主人公が苦もなく活躍する作風が求められました。

ランキングでそのような要素を持つ作品が人気であることを知った作者は、自分も人気がある作品を書こうとし、多くの作品がその傾向を持つようなっていったのだと考えられます。

 

また、なろう系小説を読み、自分も書きたくなって作者になった人も多いと思います。

そう言った理由で書き始めた作者は、自分が憧れた作品に似た作品を書く傾向が強いのです。

 

このような流れで異世界転生、ハーレム、チートなどのなろうのイメージとなっている要素は量産されるようになったのだと思われます。

 

チートは作品の重要な個性

結果として、なろう=チートの図式が成り立つようになった今日、チートは作品の個性を色づける重要な要素となっています。

主人公にどんな個性(チート)を持たせるかは、作者の腕の見せどころです。

現代は、既に大抵のチートは出尽くしたチート飽和時代と私は勝手に呼んでいます。

今必要なのは、他のなろう系要素と組み合わせて、如何に個性的で魅力あふれる作品を書くかです。

今後、どんな個性的なチートと設定、世界観を組み合わせた作品が現れるか非常に楽しみです。

 

 

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